黒板のデメリットとは?導入前に知っておきたいポイント

黒板のデメリットとは?導入前に知っておきたいポイント

電子黒板 デメリット

電子黒板の導入には、メリットだけでなくデメリットも存在しています。

事前に難点と対応策を知っておき、スムーズに導入しましょう。

電子黒板の主なデメリット

電子黒板は高い機能性を持つ便利なデバイスですが、費用面や操作スキル習得のハードルといったデメリットも存在しています。

導入コストが高い

電子黒板をこれから取り入れようと考えている場合、まず気になるのが導入コストでしょう。

電子黒板導入時に発生する費用の例を挙げてみます。

  • 本体価格:約10万円~100万円程(サイズ・機能・種類によって異なる)
  • 設置費用:約3万円~10万円程度(屋内設置の場合)
  • 周辺機材: 数万円~数十万円程度(カメラやスクリーン、マイク等)
  • 電子黒板設置のインフラ整備費用:数万円~数十万円程度(環境や依頼内容によって変動)

この他にも設置のための専用機材、ソフトウエア、研修・指導等に費用するケースも多いです。

特に設置台数の多い学校等では多額の費用が発生することになり、コスト面での問題が導入の壁となる事例も少なからずあるようです。

操作に慣れるまで時間がかかる

電子黒板の機能を活用するためには研修やトレーニングが必要です。

十全に役立てるために基本的な操作方法から活用方法までを学ぶため、まとまった時間が必要ですし、外部の講師に研修を依頼しなければなりません。

すでに電子黒板を設置されている場合でも、一定期間が経って新しい機種に入れ替える際に再度新機種を使いこなすための研修を受ける必要があります。

トラブル時の対応に知識が必要

電子黒板は精密な電子機器である以上、不具合が出たり、予期せぬトラブルに見舞われる可能性も無視できません。

よくあるトラブルの例を挙げてみましょう。

  • うまく起動しない
  • ペンに反応しない
  • ソフトウェアや画面がフリーズする

こうした不具合が出た時に対応するための知識も必要ですし、深刻なトラブルや外的要因によって短時間で復旧しない場合も考えておくべきでしょう。

電子黒板のデメリットをカバーする方法

電子黒板のデメリットをカバーするための対処法を3つご紹介します。

補助金やリースなどを活用する

導入コストの負担を減らしたい場合は、電子黒板を始めとしたICT化整備促進のための補助金制度利用がおすすめです。
文部科学省のホームページでは、補助金の概要やガイドラインが確認できます。

メーカーサポートを利用する

研修制度の整備が難しい場合は、購入後に使用方法の研修を行ってくれるメーカーを選ぶと良いでしょう。
そのメーカーの製品を熟知した講師が細かい部分までレクチャーしてくれます。

メーカーサポートの費用は本体の販売価格に含まれていることもありますが、別途費用が必要な場合も多いので購入時によく確認しましょう。

バックアップシステムの構築やアナログと併用する

予期せぬトラブルに対応するためには、普段から以下の例のようにメンテナンスや準備を欠かさないことが重要です。

  • データのバックアップを取っておく
  • ソフトウェアやOSのアップデートを怠らない
  • 黒板やホワイトボードなどアナログ設備も併用する

このように日頃から準備しておくと、何かあった時も冷静に対処できます。

まとめ

電子黒板のデメリットとして、導入費用やスキル習得、電子機器ならではのトラブル発生リスクなどがあります。

とはいえ、電子黒板は優れた機能を持ち、効率向上に役立つ機材なので、授業や仕事への導入を検討している方も多いでしょう。

今回ご紹介した補助金やメーカーサポートの活用、定期メンテナンスの実施といった対処法を取り入れることで不測の事態が起こるリスクやトラブル発生時の損害も抑えられます。