電子黒板とモニターの違いとは?用途に合った選び方を押さえよう
電子黒板とモニターは一見似ていますが、機能や用途、操作方法が異なります。
今回は、電子黒板とモニターの違いについて詳しく解説します。
電子黒板とモニターは映像や画像、その他情報コンテンツを表示するという共通点があるものの、機能や用途が明確に異なる機材です。
こちらでは電子黒板とモニターの特徴と基本的な違いをご紹介します。
電子黒板は、映像や資料を表示するだけでなく拡大・縮小などのタッチ操作や電子ペンを使った手書き入力が可能なデバイスです。
資料やコンテンツを画面に表示して説明しながら書き込みができるのが特徴で、巨大なタブレットの様に使うことができます。
また、電子黒板にアプリをインストールしたり、カメラや他のデバイスと接続した操作も可能です。
書き込んだ内容を保存・共有する機能もあり、アプリを通して他のデバイスとインタラクティブなやり取りができることから、多くの教育現場やビジネス現場での活用が広がっています。
モニターは映像や資料のコンテンツを表示するためのディスプレイです。
基本的には映像や画像を表示するだけで、タッチ操作や書き込み機能は搭載されていません。
そのため、授業等で解説が必要な場合は、別途資料やホワイトボードなどが必要です。
電子黒板とモニターの機能的な違いを表で比較してみましょう。
電子黒板 | モニター | |
---|---|---|
コンテンツの表示・再生 | ◎ | ◎ |
画面のタッチ操作 | ◎ | △(ほぼできない) |
画面への書き込み | ◎ | △(ほぼできない) |
拡張性 | ◎ | 〇 |
画質 | ◎ | ◎ |
モニターも便利な機材ですが、操作性や拡張性の面では電子黒板に軍配が上がります。
かつてはモニターの方が画質が良いと言われていましたが、近年では2Kや4Kなど超高画質に対応した電子黒板も多いので、どちらを導入すればいいかお悩みの場合は電子黒板をおすすめします。
電子黒板とモニターはそれぞれ異なる用途を持っています。
教育現場では、電子黒板は教師と生徒の双方向のやり取りが可能です。
双方向のやり取りの例を以下でご紹介します。
一方、モニターは動画や資料の表示が主な機能なので、映像コンテンツの視聴等に用いられています。
電子黒板は基本的にインターネット接続して利用しますが、モニターは再生機器やソフトがあればオフライン環境でコンテンツが再生できるという利点があります。
企業の会議やプレゼンテーションでも、電子黒板やモニターが使われています。
電子黒板は、会議やプレゼンの場でアイデアの共有やブレインストーミングに活用されます。
モニターは映像や資料の提示に適しており、特に大型のモニターは遠隔地とのリモート会議や情報の伝達に利用されます。
会議においては資料の提示といった用途で利用されることが多かったのですが、近年はより効率のよい情報伝達が可能な電子黒板を使うことが増えているようです。
電子黒板はその場で資料を表示しながら書き込みをしたり、色々なコンテンツを使用したりできるためイベントやセミナーでも導入が進んでいます。
例えば説明内容に合わせて資料を拡大したり、イベント中に得た参加者からのフィードバックを反映する、といった用途で用いられています。
一方、モニターは広告宣伝や、教材の再生などで使われることが多いです。
電子黒板はコンテンツや資料を用いた双方向のやり取りが可能で、モニターは映像等の表示・再生に特化しているという違いがあります。
電子黒板はタッチ操作や書き込み機能を活かして、従来よりも柔軟かつ幅広い情報処理が可能です。
用途にもよりますが電子黒板かモニターの導入でお悩みの場合は、より機能性に優れた電子黒板がおすすめです。